「お寺に電話をかけても誰も出ない」「実家のお墓の管理者が誰なのか、もう誰も知らない」「調べたら、そのお寺はすでになくなっていた」。墓じまいで手続きが完全に止まってしまう典型的なケースです。
改葬許可の申請には、原則として墓地の管理者の証明が必要です。ただ、連絡が取れなくても改葬許可を受ける道はあります。進め方は状況によってまったく違うため、この記事では、どのような状況に分かれるかと、判断が分かれるポイントを整理します。
この記事のポイント
・「連絡が取れない」は、管理者はいるが連絡がつかない、管理者が事実上いない、無縁墳墓にあたる、の3つに分かれます
・管理者が見つからなくても、自治体によっては証明に代わる書面で申請できる余地があります
・無縁墳墓の手続きは、原則として墓地を経営・管理する側が行うものです
・管理者の調査から代わりの書面の作成まで、行政書士に頼めます
①どの状況にあたるか
| 状況 | 例 | 手続きを進める人 |
|---|---|---|
| 管理者はいるが連絡がつかない | 住職が高齢・入院中、兼務で不在がち | お墓の使用者 |
| 管理者が事実上いない | 廃寺、共同墓地の管理組織がなくなった | お墓の使用者 |
| 無縁墳墓にあたる | 使用者や縁故者そのものが分からない | 墓地の経営者・管理者 |
ご自身が使用者や縁故者として名乗り出られる立場なら、そのお墓は無縁墳墓ではなく、上の2つのどちらかとして進めることになります。
管理者との連絡が途絶えたまま年月が過ぎると、お墓は荒れていきます
②気をつけたいこと
証明に代わる書面を認めるかどうかは、自治体ごとに違う
代わりの書面での申請を認める自治体もあれば、認めない運用の自治体もあります。申請書を作る前に、お墓のある自治体への事前の相談が欠かせません。また、行政上の許可を受けても、調査が不十分だったと後から判断されれば、親族から責任を問われるおそれが残ります。
「お寺がなくなった」ように見えても、宗教法人が存続していたり、近くのお寺に管理が引き継がれていたりすることもあります。正しい連絡先にたどり着けていないだけ、ということも少なくありません。
③判断が分かれる3つのポイント
管理者を本当に見つけられないか
宗教法人の登記や墓地の経営許可の名義などから、今の管理者をたどれるかどうかで、進め方が大きく変わります。
連絡を試みた経過をどう残すか
自治体に事情を説明するには、連絡を試みた経過を客観的に示す必要があります。何をどう残すかが、申請の通りやすさに関わります。
埋葬されている方が分かっているか
古いお墓では、誰の遺骨かを戸籍などから特定する必要が出てきます。
この3つは、ご相談の際に一緒に確認します
お墓の所在地とお寺・霊園の名前、最後に連絡が取れた時期、分かる範囲の埋葬者をお知らせいただければ、どの状況にあたるか、何から進めるかを整理します。
申請書を作る前に、お墓のある自治体への事前の相談が欠かせません
④フジ行政書士事務所にお任せいただけること
| お任せいただけること | 内容 |
|---|---|
| 管理者の所在調査 | 宗教法人の登記や墓地の名義などから、今の管理者を調べます |
| 自治体への事前相談 | どの書面で代えられるかを確認します |
| 代わりの書面の作成 | 事情を説明する書面や調査の記録を整えます |
| 改葬許可の申請 | 申請書の作成から申請まで行います |
料金
| 内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 管理者の証明が得られる通常の墓じまい | フルサポート 120,000円 |
| 管理者の所在調査・代わりの書面での申請 | 調査の範囲に応じてお見積り |
交通費・郵送費・証明書の発行手数料などは別途実費です。
よくある質問
Q. お寺と連絡が取れないままでも、墓じまいはできますか?
方法はあります。ただし状況によって進め方が違い、自治体の運用にも左右されるため、事前の確認が欠かせません。
Q. 管理料を何年も滞納しています。手続きはできますか?
申請自体は可能ですが、管理者が証明に応じない理由になることがあります。進め方を一緒に考えます。
Q. 無縁墓は官報に公告すれば改葬できると聞きました。
その手続きは、原則として墓地を経営・管理する側が行うものです。ご自身が縁故者として名乗り出られる場合は、別の進め方になります。
お寺や霊園と連絡が取れず墓じまいが止まっている方は、お墓の所在地と最後に連絡が取れた時期をLINEでお知らせください。どの状況にあたるかだけでもお伝えできます。
とりあえずLINEで相談する フジ行政書士事務所ホームページ全国対応(大阪・箕面の事務所より郵送・オンラインで対応)
